この出迎えって使えません?

今日は父親の会社で、私、岸下 大輔も役員になっている、株式会社トスクホームの事務所にて、このお手紙を書いています。

トスクホームは、いわゆる、一般の方向けの工務店です。

 

満室計画 京都店の立ち上げより以前に、私はこのトスクホームで営業として働いておりました。

その期間は、5年間。

 

やはり、親子で一緒の会社にいると、「まぁ、揉めます」(笑

 

まあ、感情的になるし、しかもお互い。

それでも、うちの父親は、我慢強い方だったと思いますけど。

 

ここを辞めてしばし経ってから、今の満室計画 京都店の立ち上げとなりました。

 

ご自宅の工事をご希望のお客様(業界では、エンドユーザーと言ったりします)と、賃貸物件をお持ちのオーナー様向け。

顧客先は違えど、根本にあるのは建築というベース。

 

今となっては、よく建築や仕事に関する話をするようになりました。

結果として、独立してて良かったのかな?と思います。

 

ただ、父親も来月で68歳になり、後継者のいないこの会社としては、いろいろ考えることがあって…

という話は、また別の機会に。

 

本日、あたなとシェアしたいことがあります。

 

それは、以前、仲の良い後輩たちと、ある居酒屋に行きました。

 

男だけなので、あまり気を遣わず、収入や仕事もバラバラなメンツなので、木屋町の居酒屋を予約して、いざ木屋町に。

 

こういう飲み会って、幾つになっても、楽しみなもんですよね。

 

「おっ、集合時間より少し早めに着くなぁ」

と思っていたら、すでに他のメンツが全員集合してました(汗

 

自分が最後に到着してるやん。

 

挨拶も足早に、全員で店内に。

確保されていた座席に付きます。

 

すると、そこに…

思わず、写真を撮っちゃったものが、こちらです。

こんな、ウェルカムシートのようなものが置いてありました。

初めて利用するお店なのに、なんか嬉しくなるお出迎えです。

さっきも言いましたが、ここは高級店ではなく、ふつうの居酒屋。

 

思えば、この木屋町なんかは、こういう居酒屋の大激戦区。

 

料理で差別化を図るには、しのぎを削りたくても、難しい価格帯。

規模の小さな個人店だと、トリッキーな料理もできますが、少し規模が大きくなると、人件費やテナント料など様々問題が絡み、カンタンにはいきません。

 

接客の差別化といっても、この規模の居酒屋では多くは大学生のアルバイトやパートさん。

育成がなかなか難しい。

 

しかも、元々飲食店は離職率も高く、その上、どれだけ時給を高くして求人を出しても、人材確保もままならない。

そんな大変な中で知恵を出されたのが、このようなウェルカムシートだと思います。

 

たった1枚の紙が、来店者を気持ち良くさせる。

 

ここで使われているものは、基本的には、カラーコピーの使い回し。

で、名前のところを手書きしたものです。

 

「そんなもの?」とか

「これでは喜ばない」とか

「やって意味あるの?」とか

「うちでは使えない」って

最初から構えると、結局は今のまま、他店と競争しなくてはなりません。

 

とりあえず、やってみるってのが大事だと思います。

 

この応用であなたは、

「内覧者が来たとき、感謝の思いを何で伝えますか?」

「内覧者が来たとき、他の物件と差別化とできるものは準備されていますか?」

「内覧者が来たとき、ウェルカムシートを準備されていますか?」

 

あなたの物件の周りには、同じような条件の物件がたくさんあります。

内覧者が他の物件と比較する際、「あの物件は…」と心に留めてもらえる工夫をしていますか?

 

では、また明日。

 

岸下 大輔