なぜ、これで申込みが入り易いのか?
@事務所より
ほぼ弾丸だった旅行のせいなのか、年齢的なとこなのか、沖縄からの疲れを引っ張っている岸下です。
最近、つくづく体力が落ちたと思うからなぁ。
少しは筋トレとか始めてますが、やはり、有酸素運動のランニングなどもしないといけませんね。
そんな話は、さえておき、先日、あるお客様との話の中でも一コマ。
1Rという間取りということもあり、この時期の空室は、結構長引く可能性があります。
そこで、そのお客様と管理会社さんとのやり取りで、家具など置きモデルルーム仕様にされることに。
モデルルーム仕様にすると、確かに、入居申込が入り易いですよね。
確かに、家具を揃えるにも費用もかかりますが、機会損失を考えれば、この手は有りです。
以前、モデルルームをお勧めした際、こう言われたことがあります。
「その家具は、入居が決まれば、どこに置いておくの?」
「入居者にそのまま家具を貸した場合、退去時に傷だらけだったり。次に持っていかない場合、処分費はこちら持ちになるなら、こっちの持ち出しが大きくなる。」
など、言われたことがあります。
これを言い出すと、何も出来ないような気がします…。
何もかも、入居者のみの負担ではできないでしょう。
案の定、こちらのお部屋は、入居が決まるまで、かなりの日数が掛かっていました。
細かいことは構わず、えいやーでやりましょう!という話しではありません。
そのモデルルーム仕様、なぜ、決まり易くなると思いますか?
この本質を抑えておくこが大事だと思います。
この本質を抑えておかないと、いつまでもテクニックを追い求めてしまいます。
テクニックとは、「入居が決まり易くなるから」の枕詞に動かされ、
防犯対策に大きな費用を掛けた
アクセントクロスを散りばめた
キッチンにダイノックシートを貼り、イメージチェンジした
とか。
どれも有効的な手ですが、基本はあくまで小手先のテクニックの話です。
もちろん、ウチでも先ほどの話はしますし、工事も請けます。
実際にやって、多数効果を発揮しています。
その上で、本質が大事という話です。
今回のモデルルーム仕様で決まりやすくなる本質は、
「入居後の生活が、想像できるから」
です。
あなたは、ご自身の物件ですので、お部屋の中は見慣れているでしょう。
部屋の中の使い勝手。
逆に気づかないで…と思う箇所も。
もちろん、部屋以外に、近隣の買い物先、利便性の云々までも。
でも、お部屋を探している方は、お部屋の中はもちろん、近隣状況もわかりません。
その中で、複数候補のある部屋の中から選ぶ際、結局違うのは、家賃と立地条件だけになります。
そこに、少しでも、生活のイメージを持ってもらい易くします。
ここにベットがあって…、机があって…、ソファーがあって…、パソコンが置けて…、この収納には、こういうものを置けばいいのか?
などです。
お部屋探しをされている方は、お部屋探しのプロではありません。
実は、ご自身の生活スタイルも、お部屋の内装や使い方も、こうしたい!と明確になってない方の方が、断然に多いです。
そこに、具体的にイメージできるのは、モデルルーム仕様というのは、これほど強力に背中を押してくれるものはありません。
だから、他の物件と比べた際、
よくわからないもの VS こんなこともできるのか?楽しい
といった感じになります。
そこが、入居に繋がり易くなります。
この「本質を掴む」というのを意識してくださいね。
これは、あなたのビジネスでも活かせますよ。
あなたなら、どんなモデルルームにして、物件の魅力をアピールしますか?
PS
モデルルーム仕様。
管理会社の方や、誰かにやらせる場合、事前に打合せを行い、最終はご自身の目で確認してくださいね。
その方のセンスにも、左右しますから…
ー岸下 大輔