あれば『有利』から『当たり前に』

@オフィスにて

 

 

私は自宅にも、オフィスでも光回線を引いているので、あまり、通信状況で困ったことはありません。

 

自宅でもオフィスでも、室内は常にWi-fiが飛んでおり、契約も使い放題なので、通信制限もかかりません。

 

なので、携帯の通信量を気にしたこともありませんでした。

 

ですが、子供がスマホを欲しがる年齢になったので、いろいろ調べているうちに、携帯の通信機能について考えることがありました。

 

 

携帯電話は、基本料金によって使用できる通信量が決まっており、それを超えると通信制限がかかります。

ですが、Wi-fiを使用すると、携帯の通信機能を使用しないので、通信量は増えません。

 

 

最近の入居者の人気設備ランキングでは、やはりインターネット無料が上位にあがります。

 

基本的に、マンションにそういった設備が無ければ、個人的に光回線の契約するか、もしくはポケットWi-fiなどを契約することになります。

 

携帯電話で通信量を使い放題に設定すると、毎月の携帯料金の基本料が高額になります。

 

それが、マンションの設備に付随していると、安くすむので人気なんだと思うんです。

 

 

では、オーナーがマンションの設備として、インターネット無料にするには、工事費がどれくらいかかるのでしょう。

 

 

個人で固定電話の光回線を契約すると、どれだけ安い業者を選んでも、月々4000円ほどはかかります。

これは、通信無制限の場合です。

 

これをポケットWi-fiにすると、料金はもう少し上がります。

その分、持ち運びができるので、どこにいてもWi-fiが使える。(携帯会社のアンテナの状況によっては、使えない場所もありますが…)

そして、通信速度も場所によっては遅かったり、早かったり。

 

しかし、以前に比べてFreeのWi-fiが普及しているので、最近はポケットWi-fiを持ち運ぶ人はあまりいないんじゃないでしょうか。

 

それが建物の設備とする場合、マンションの大きさや戸数にもよりますが、初年度は設置費が必要になります。

 

この設置費は安かったとおっしゃっているオーナーでも、30万程度だったとのことです。(1棟で10部屋の建物)

 

その上、通信費や保守費用が月々必要になります。

 

最初の設備費を分割払いや機器をレンタルにすることもできます。

 

そして、その費用の分を、入居者の家賃に3,000~5,000円程度上乗せされておられる方が多いです。

 

 

この時点で、私はふと考えました。

 

私は、マンションに住んいますが、何度か光回線の会社を変えています。

なぜなら2年契約にすると、月々の費用が安くなるからです。

 

2年たった頃に基本料金が上がるので、そのタイミングで新たな回線業者に換える、という人はよくおられます。

 

それで、月々4000円未満で使い放題。

 

どっちが入居者にとって得なのか…。

 

固定電話は使わないので、光回線を契約しない方が増えているとは思いますが、契約すれば自宅にいる間は使い放題。

 

まあ、お部屋の設備についていたら、入退去の時に電話会社の工事が必要ない、というメリットはあります。

その立会いが必要ない分、楽ですね。

 

でも、家賃に設備として料金に上乗せされているので、正直なところ入居者の負担としては、個人で契約していてもあまり変わらないんですよね。

 

逆に、オーナーの立場としたらどうでしょう。

 

入居者の人気設備なので、入居希望者が増える可能性はありますね。

料金も、入居者がほぼ負担してくれるので、それほど大きくはなさそう。

 

収益的には、増える可能性が高い。

 

ただ、注意しないといけないのが、回線の方式によっては、お部屋の個数が多かったり、親機から離れたお部屋は通信速度が遅くなるケースもあり、それがクレームになる可能性があります。

 

これは、導入する前にしっかり回線業者から内容を説明してもらった上で、工事に踏み切った方がよさそうですね、

 

 

空室対策として、勇み足で導入を検討しないでくださいね。

 

 

プランナー ノリコ