台風被害なし、本当に安心!?
@コメダ珈琲より
先週の北海道での地震が、観測史上初の震度7、本当にこわいですね。
地震は、怖い。
遅ればせながら、今回の大地震で被災された皆様に、心からお見舞い申し上げます。
あなたのご友人や親戚の方は、大丈夫でしたか?
岸下の親戚が札幌におり、心配しておりましたが、大丈夫みたいです。
電気は使えなかったものの、地域的に、水道やガスは使え、まだマシ!と言っておりました。
揺れた当時は、夜中ながら、タンスを必死に押さえていたみたいです。
本当に、地震は怖い。
先日、東京いにいるとき、明け方に地震がありました。
寝てしまうと、爆睡タイプなので気づかないことが多いのですが、寝つきが悪かったのもあり、iPhoneの事前告知に気づきました。
そのiPhoneの画面を見ると、震度3の可能性あり!の表示。
しかも、寝ているホテルのフロアは7階。
なんだか心臓はバクバク。
高校生の時に、阪神大震災を体験してから、妙に地震の音に、敏感な自分がいます。
もう20年以上経つのに。
で、「おぉ、まじか!」と身構えていたら、震度1。
これ以上揺れるのでは?、また揺れ出すのでは?、もう一回寝て大丈夫?…
と色々考えましたが、そのまま揺れることはなかったです。
関東は地震が多くて、慣れている人が多い、なんて聞いたりしますが、その日、この地震の話題に触れる人は少なかったです(汗
それにしても、こちらの台風被害が酷いですね。
台風の被害確認で、現場をハシゴしています。
どの現場から回って、その順序でやるのか、本当に頭がいっぱいです。
その現場に行ってよく、気づくというか、気になることがあります。
それは、
大変言いにくいんですけど、あなたのために言いますね。
それは、被害が出たその部位や物件が、元々かなり劣化していることが多いということです。
もちろん、たまたま運が悪かったとしか言えない物件もあります。
しかし、例えば、今回の被害で多い、瓦棒や笠木など板金仕様の箇所。
瓦棒というのは、スレートや瓦の代わりに、薄い板金で仕上げる工法です。
スレートや瓦に比べ、建築コストが安く、比重が軽い。
そのため、瓦などを載せる躯体と比べ、そこまで重みに耐える躯体にしなくてもよくなります。
つまり、躯体でもコストダウンできます。
別の利点として、頭が軽くなるので、地震には強くなります。
でも、そこは板金。
やはり錆びてきたり、放っておくと、錆びて穴が開くことも。
そのためには、欲を言えば、錆びる前には塗装したいところ。
予算が許せば、下に水が回っていないか?固定は大丈夫か?などのチェックもしたいところ。
それをやっていなかったばかりに、バリバリ、ベリベリに捲れ、飛んで行ってしまったところもありました。
新しい物件では、被害がでた場合、想定外の事象か施工ミスです。
でも多くは、限界を超えて、そのままにしていたものが…
台風が厄介なのは、保険も同じです。
あなたは、今回の被害の件で、保険屋さんに連絡されました?
第三者(例えば、お隣さんに樋が飛んでいき、それが窓にあたり、割ってしまった。もしくは、歩いている人に怪我させた)って時は、保険対応してくれないケースがほとんどです。
なかには、特約事項に適応される場合もありますので、そこは確認ください。
こうなってしまったら、裁判での判例がどうあれ、保険がどうあれ、後味の悪い残り方になりますよね。
特に、気持ちがね。
今回、仮に何も飛んでいかなかったとしても、雨漏りしなかったとしても、あなたの物件はお金を生み出す、大切な資産です。
仮に費用が掛かったとしても、定期的に物件の検査や調査を実施されてはいかがでしょうか?
その費用の捻出は、もちろん、あなたの物件になります。
だから、簡単に、家賃は下げてはダメなんです。
サービスを維持するためには、コストが掛かります。
そのコストは、しっかり回収してこそ、サービスが維持できます。
もちろん、機会損失も関わってくるので、空室期間がたくさんあるのは問題ですが。
今回のような災害発生時に、メンテナンス含め、今後の戦略を検討してみてはいかがでしょうか?
ー岸下 大輔