賃貸市場全体の先読みとその対策

@オフィスにて

 

やっと梅雨明けですねー(7月31日現在)

長かった…と思ったら、もう8月。

 

早速、猛暑続きとなる予報が出ています。

すでに、外にいるだけで、汗をかくような気温なのに…

 

コロナ対策のため、1時間ごとに窓を開放して一定時間の換気を行っているので、一定時間で暑さを感じています。室温が上下する方が、体に負担があるような気がします…。

 

岸下です。

 

本日のテーマは、withコロナ対策を書いていきますね。

非常に多岐に渡るテーマとなりますでの、今日は一部としていきますね。

 

今日は、賃貸市場全体の先読みとその対策です。

 

賃貸市場の全体の動きとしては、4月5月に比べると、新規入居者の数は確実に増えており、企業としても一部人事異動に伴う引越しも行われております。

しかし、その動いている家賃帯としてワンルームの場合、3万円代のいわゆる低価格帯の物件ではなく、5万や6万円といった価格帯の物件が動いています。これも活況というよりは、コロナ以前より決まっていたものが動いているような状態です。

 

上場企業によっては、秋の人事異動で例年の90%以上を変更しないと決定した企業もあると聞きましたので、これに近い企業もあるでしょう。

 

テナントは、飲食店や小売店によっては、お店を辞めて退去したところも多くあります。私も、時おり昼食で利用していたお店が閉店されていたこともあり、これは実感があります。このテナントの空室は、昨今のコロナ感染患者数の連日の報道の煽りを受け、特に飲食店で増加していくでしょう。

 

大企業だけでなく、中小・零細企業でも、可能な会社はリモートワークへの推進が進めば、事務所規模を縮小したり、事務所を高価な家賃エリアから安価な家賃エリアに移転することもあるでしょう。

 

住まいも、都心部より環境の良く、広さも手に入る、郊外への住み替えも加速していきます。この辺りは、実際に取引や問合せが急増中と聞きます。

 

 

ここからが、貴方に注意して欲しいことなのですが、賃貸オーナーとしては現時点では、テナントを抱えていたり、家賃交渉が入らない限り、周りの反応ほどコロナ禍の影響を受けていらっしゃらないと思います。

 

しかし、現時点のような経済不況下を調べて、過去の事例から見ると、不況による職場環境や待遇の変化などが起こると、一定期間は現状のままとなりますが、その後に遅れて退去という形で影響が出てきます。

 

このタイミングでの退去は、次の入居がなかなか決まらないことを示唆します。

しかもそれは、貴方だけでなく、他の物件オーナーも同じことになります。

 

 

だからこそ、今から十分対策を行っていく必要があります。

 

具体的には、まずはご自身の物件において、入居者への退去予定の有無をヒヤリングしましょう。このような有事が予測されるときほど、現状の掌握が不可欠です。また可能であれば、物件に対する不満点のヒヤリングもできれば、入居者から求められているニーズを掴むことができますよね。

 

そのときに、今の時期だと「熱中症には気をつけてくださいね」と気遣うメッセージと、ドリンクの差し入れでもあれば、お答え頂き易いと思います。

 

この辺りは、ご自身で行うも良し、管理会社に行かせるも良しです。

 

 

退去予定、もしくは情勢によっては退去の可能性の方がいるのが分かれば、それを受ける心構えができます。

 

仲介会社や管理会社、工事会社とも連携を取り、事前にリノベーションまで行かないまでも、入居促進に繋がるような内容を詰めておくなど、準備に充てていく。

 

賃貸住宅のリノベーションや入居促進を行う工事で大事なことは、各種の準備をしっかり行うことです。情報誌や書籍などで、「入居促進工事を行い、すぐに入居が決まった」と書かれて事例は、工事内容と同様に、それ以外の準備もしっかり行われています。

 

この部分は、やることが地味なことも多く、オーナーや出版社が割愛することも多々あります。少し話が逸れましたので、この辺りの話は別の機会に…。

 

 

これから起こる有事の事態は、他人事ではありません。

また、強みを発揮するのは、普段から入居者とのコミュニケーションが取れている物件です。距離感が近すぎるのは、嫌がる入居者もいるので、人によりけりのところはありますが(汗

 

せっかく、ヒヤリングを行っていくのであれば、コミュニケーションの構築も視野に入れましょう。まだ遅くありません。

 

貴方なら、どうやってコミュニケーションを構築していきますか?

 

 

ではまた、来週に連絡しますね。

 

PS

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