(ちょっと別角度で)物件規模拡大の成功に不可欠なことは?
@オフィスにて
年がら年中、不動産オーナーと言われる方とお話しして、情報を聞かれ、それにお答えし、またこちらからも情報を聞いて…としていると、自分が出来る出来ないとは関係なく、成功する不動産オーナーと失敗する不動産オーナーの違いを感じることがあります。
そのオーナーのキャラクターも違うので、単にこんな人は…とするのは難しいのですが、やはりその傾向性はあると思います。
今日は、そんなテーマを書いていきます。
不動産投資の成功という切り口ですが、この成功の軸は、各個人によって違いますよね?
普段はサラリーマンとして働き、老後の安定した資金づくりのために、不動産投資を行っている人。
会社経営をされていて、銀行から勧められて不動産投資を開始し、特に出口戦略は描いていない人。
先祖代々から、多くの土地を所有し、相続税対策から不動産オーナーに成らざるを得なかった地主の人。
ここに挙げた3名の方だと、ご本人が成功というフレーズで歩に落ちる状況は、全く違いますよね。
で、今日は「1棟のみの所有から、複数棟に物件拡大をし、その後、入居も安定経営に導いた」ことを成功と定義します。
これから話す内容は、実際にその成功した不動産オーナーから直接伺った話も含んでいます。
その成功に到達するポイントは3点あります。
まず1点目。
「物件の立地条件にこだわりを持つ」です。
そんなん当たり前やん!、なんですけど、それを貫いていらっしゃいます。妥協では物件を購入しないということです。
もちろん、個人の成功へのセルフイメージが下がると、物件への愛着や上手くいかない時に、嫌気がさしてしまうというのもあるようです。
その立地条件ですが、「駅近」という括りもあれば、「生活圏が確立されている」括りもあります。「好きな土地柄」という括りや「大学」という括りもあります。
そこは、まさしくご自身が描けるセルフイメージ次第というところでしょうか。
でも、このこだわりを崩されることはありません。
中には物件購入までのストーリーをお聞かせ頂くと、何十年単位でこだわり、思い続けてきて購入に至ったケースもありました。本当にさすがです。
次に2点目です。
「不動産投資を事業として見れないとダメ」です。
事業として捉え、事業として判断を下していく。事業として上手くいくように、事業欲を出していくということです。
面白いオーナーがいらっしゃるのですが、その方は遠隔地でもないのに、物件を見に行くことは、年に数回もありません。もしかすると、一年で一回も行かない年の方が多いのではないでしょうか?
管理状況は、管理会社に委ねたり、現地に行かせる出入り業者からヒヤリングをされます。もちろん、賃貸経営の経験が豊富だからできることかも知れませんが…。
事業として、イニシャルコストは掛かってもランニングコストが下がるように仕向けていくなど、数字を追い掛けているという感じです。
ご自身が会社経営もされており、お客様と接する現場には立たれずお仕事をされているので、その感覚に近いのかも知れませんね。
最後の3点目。
「入居者が喜ぶことにお金が使える」です。
もちろん、何でもかんでも、入居者の言うことを聞くといったものではありません。しかし、入居者の不満を解消するため、ある程度の投資は惜しみません。
また、工事などについても、何でも安くケチケチでいくスタンスではなく、これくらいまでやっておけばOKかな?と思うレベルが高い。もちろん、コスト意識も高いので、単純に高い工事費を掛けるというスタンスでもありません。
コストは掛けない・掛けたくないが、入居者からみた満足度の高いものなら、喜んで投資を行うというスタンスです。
満足度が上がると、高い入居率を保てるようになります。高い入居率=収益となって返ってくる。それを達観されているような感じと言えばいいでしょうか?
こういった方が、今日のテーマである「1棟のみの所有から、複数棟に物件拡大をし、その後、入居も安定経営に導いた」ことにより、成功を手にされています。
私も見習いたいものです。
あなたは、いかがでしょうか?
ではまた、来週に連絡しますね。
PS
YouTubeチャンネル「きょうと満室計画」がスタートしました。
このチャンネルは、登録者を増やして、多くの方に見て欲しい!と作ったチャンネルではありません。
貴方にだけ、見てもらえれば…、お役に立てれば…と撮影しています。
また、文字のテキスト情報より、動画の方が情報量も多く、倍速で聞き流してもらえれば、お手間も取らせません。
ぜひ、チャンネル登録をしてくださいね。
チャンネルはこちらです。