外国人は懲り懲りなら?
@自宅にて
それでは、前回の続きといきましょう。
前回どんな話しをしたか?というと、入居者に外国人を迎えると、日本のオーナーとしての常識が通じないことが多々ある。
それによって、外国人なんて、懲り懲りだ!と思う人も多いという話し。
確かに、相手を知って、それに合わせて準備をするって大変なこと。
逆に、それが出来るのであれば…
今時点では、すべての物件が外国人の受け入れをしているわけではなく、まだ全体としては早い段階。
それなら、良いポジションを獲得する可能性の方が高いということなんですけどね。
今日は、外国人を入居者として迎えるのは嫌だ!と言うあなたのために、その方法の一部を書いていこうと思います。
日本全体としては、日本人の人口が減少しています。
そして、世帯も減少しています。
この人口が減ってきていると言うのは、経済活動においても、この日本史上初の状況にどうしていくか知恵を出して、乗り越えていかないといけない問題。
それは、さておき。
人口が減少しているものの、一気に減っているわけではありません。
また過疎化し、消滅する町や村はありますが、ありがたいことにこの京都市は、消滅するほどのインパクトをまだ受けていません。
そういう意味では、この先の時代を読んで、何か新しいことを始めるにはいいチャンスではないでしょうか?
日本人の入居者を捕まえ続けるのも、です。
空室が多いオーナーから、入居促進をするために、ご相談を受けてお答えしている内容があります。
それは、「あること」を決めることです。
その「あること」はお分かりですか?
こういうテーマについて、私と話しをするあなたなら、ピン!ときてるかも知れません。
それは、「テーマ」と「ターゲット」を決めるということです。
「テーマ」は、その物件そのものを示すものとなります。
最初から、ポイント的なテーマにするのではなく、全体的なテーマで結構ですよ。
例えば、〇〇大学の学生で、初めての一人暮らしに最適な学生向けのマンションなど。
次は、そう決めたテーマに沿った、「ターゲット」を確定させましょう。
そうすることによって、例えば部屋の原状回復だけでなく、入居促進に繋がることを考えたとしても、その幅が狭く、結論が出しやすくなる。
実は、ターゲットを考えている方は多いのですが、なかなかテーマまで行き着かない方がほとんどです。
この「テーマ」と「ターゲット」の2つがバランスよく、両輪の働きをして、全体を進ませていくことが大事です。
自転車をイメージしてください。
その自転車のタイヤは、「テーマ」と「ターゲット」です。
これがもし、片一方が動かず止まっている場合、スムーズに目的地まで行けると思いますか?
ペダルを漕ぐのは、しんどいですよね?
では、どちらか一方のタイヤが無い場合、どうでしょう?
タイヤが一つでも、手押し車や一輪車であれば、それに合わせ、バランスの取り方もあるかもしれません。
ただ一輪車は、二輪車に比べ、安定性に劣る。
小回りが効くっていう、メリットはありますけどね。
ただ、二輪の方が安定する。
三輪や四輪の方が、より安定するんちゃうんかい?という声もありますが、そらそうですよ。
ただ、そうなると第三者も絡める必要もありますし、それでも、この「テーマ」と「ターゲット」は決めなければなりませんから。
あなたなら、どんな「テーマ」と「ターゲット」にしますか?
―岸下 大輔