年代別ランキングより
@自宅にて
先日、SUUMO2019年 住みたい街ランキングが発表となりました。
少し前にも触れた内容ですが、覚えていますか?
覚えてなければ、こちらから。(→ https://manshitsu-kyoto.com/news/d1151/)
で、その時にご紹介した資料にはなかったデータが、1つ出てきたのでちょっとご紹介をします。
それは、どんな内容か?と言うと、「住みたい街の年代別ランキング」というものです。
年代別といっても、20代・30代・40代となりまして、男女合算のランキングです。
そのランキングは、こちらです。
ここでも強いのが、上位3位。
この上位3位は、どの年代からも全く同じランキングをつけられています。
まさに、鉄板とも言うべきランキングです。
第1位が西宮北口
第2位が梅田
第3位が神戸三宮
ん⁉︎
我らの京都は、と言うと…
見落しか?と、もう一回マジマジと見つめてみると、
20代では第5位
30代では第10位
40代では第10位
駅別のランキングなので、京都駅以外にも京都の駅は入ってはいます。
で、入っているのが、嵐山や桂。
それも下位で、全てにランクインしてるわけではない。
確かに、関西一円の中でのランキングですので、トップ10に入ると言うことだけでも、凄いこと。
でも、狙えるのであれば、上のランキングを狙いたい。
ましては、京都は京都駅だけではないので、その他の駅も入って欲しい。
ここに関しては、微力ながら、何か情報発信の手伝いができないかなと試行錯誤してます
さてさて、このランキング。
別の角度の見方なんですが、年代的に30代・40代となると、一般的には結婚してる方も多く、おそらく、その方々から見た住みたい街と言い換えることができるでしょう。
トップ10に入る街なので、注目度も高いでしょうが、現実的に入居者のペルソナを考えたとき、全くの他の地域、他府県から来る方のことを、考慮しなくても良いとも言えるのではないでしょうか?
情報発信する際も、京都市内、それもある程度地域限定の中で、特色を出すようなことを考えていけば、ターゲットを絞るのではないかと思います。
逆に、他府県からの転入が多い場合、全国チェーン展開をされている仲介不動産に依頼をするなど、そのような戦略を用いることは必要でしょう。
ちなみに、先ほど出てきた「ペルソナ」とは、架空の人物を指します
例えば、年齢がいくつぐらい。
家族構成はどう。
どんな仕事をされていて。
どんなものに興味を持っているのか。
など想定していきます。
ウチでは原状回復工事ではなく、リノベーションや、多少なりとイメージチェンジで手を加えている時、必ずこのペルソナを設定し、その方が好むような内容にします。
これって簡単そうで、またみんながやってそうで、実はなかなかできてないこと。
そもそも、このペルソナを設定するのが、非常に邪魔くさい。
時間もかかるし、手間もかかる。
もちろん、それに応じた情報収集も必要ですから。
どこにでもいそうな人物像を、ターゲットにしている物件は、山ほどあるんです。
山ほどあるから、選んでもらえないし、入居が決まらない。
逆に言うと、絞り込んだ上で選んでもらえるから、多少割高な家賃になってしまったとしても、満足して入居してもらえることができる。
一度家賃が決まって契約をしてしまうと、値上げ交渉が難しい。
この交渉がどれほど、至難の業かは、想像するだけでわかりますよね?
ですから、最初から選んでもらえるような部屋作りをするのですが、これは欠かせない作業です。
様々な情報を元に、しっかりとターゲットを絞り込みましょうね。
―岸下 大輔