ハイテクが進歩しても…
@トスクホームにて
あるオーナーから、連絡があったのですが、「どうしても、助けて欲しい」というのです。
そのオーナーからの連絡は、実に久しぶり。
「珍しいなぁ」と思いつつ、何か直感が働きます。
人間って、第六感ていうのがあるじゃないですか。
何かちょっと気になる…
やっぱり、違和感を感じる…
すると、その後に嫌なことがあったりしますよね。
第六感っていうのは、人の防衛本能の一つと言われてるみたいです。
あなたも、そういう第六感が働く時ってありますよね?
実は、まさにこの連絡があったときに、働きました。
その内容が、オーナーは、ワンルームタイプが50戸のマンションを、所有されている方です。
ほかにもファミリータイプも複数物件をご所有。
ですが、その中でワンルームタイプが、数年前から入居率も徐々に悪くなり、維持していくのも、結構ご苦労があるというのは、何回か聞いたことがあります。
で、今年はさらに、また退去が続く様子。
その物件の近くには、数年前に大学の校舎が、移設してきました。
ある意味、交通の便がすごくいい場所に建ってしまって、実際にはワンルーム需要は、それほど多くないのだとか。
もちろん、その隙間を縫って、新築されたワンルームもあるんですが、やはりそこは新築。
そのアドバンテージ、プレミアには勝てません。
それで、
「どうにか対抗できないものか?」
「入居者を捕まえたい」
という相談なんです。
こんなこと言うのも、アレなんですが…
このオーナーからお仕事を頂戴すると、ほとんどの確率で値切られる。
その話しを職人とすると、そんな仕事請けない方がいいのでは?と言われるほど。
工事がスタートした後に、金額の変更の話しをしてきたり、完成後にクレームが続いたり。
商売をしてる人なら、よくお分かり頂けると思うんですが、利益率の不思議な話しがあります。
それは、利益率の低い案件ほど、スムーズにいかなかったり、クレームが多かったり。
そして、発注された方の満足度が低い。
逆に、利益率の高い案件ほど、段取りも何もかもスムーズに進み、発注された方の満足度が高い。
今の修繕・改修工事がベースだと、ライバル他社も多いので、ウチとしてはそんなに高い利益率では、設定できないっていうのが、実情ですが…。
その微妙な差でも、大きく結果が違ってきます。
その余裕が、他のサービス拡充にあてることも可能ですし、やはり、他の案件以上に、恩義を感じるのは確か。
その感謝の思いで、大変なこともお応えしたいと思いますし、お役に立ちたい、別の形でも利益を得て欲しいとも思います。
それは、岸下の素直な気持ちです。
まぁ、この話しは横に置いといて…
話しは戻りまして、案の定、そのオーナーから相談乗ってくれという話しでした。
今までも、相談に乗った上で、金額も叩かれて工事を請けることになったことも。
でもこれは、他に有料で相談やコンサルタントの役割をしているオーナーに対して申し訳ない。
ということで、その相談を受けることを、断ろうとしたんです。
でも、なかなか引き下がってくれなくて、結局、有料で相談を受けました(汗
でいくつかアドバイスをさせてもらったんですけども、正直、空室が多い状況からも、お金がないという問題点がありました。
この「お金がない」は、多くの方が潤沢な資金で、賃貸経営をしてるわけではないと思うんですよね。
その辺を差し引いても、かなりキツいという話しだったので、それでも使えそうな内容を、いくつかお伝えし、実際にやってもらうことになりました。
と、その内容を書こうと思ったのですが…
既に長くなってしまっているので、続きは次回に、お届けしますね。
それでは、また次回に。
―岸下 大輔