引っ越しできない人”続出”
@自宅にて
少し前にも書きました、引っ越し難民の話。
「まぁ、そんなに言うてもねぇ」って内心は思ってたんですよ。
あなたへの注意喚起というか、もし巻き込まれるようなことがあったら…。
と、何か事前の対策につながればと思って書いてたのです。
それが、この2月半ばにして、テレビでも同様のニュースが、取り上げられ始めました。
マジで、出たくても出れない。
引っ越して、あなたの物件に行きたくても行けない。
退去者・入居者が、あなたの物件でも現れるかもしれない…
やはり、そこに追い打ちをかけている実情も。
今日は、特に学び的なものもないですが、ちょっとした情報をシェアできればと思って書いてます。
実は最近、引越し業者さん自身も、「働き方改革」で長時間労働を減らしていく、という業界全体の流れになっています。
一般的な会社で、かつ労働系の会社で言えば、労働時間を減らすという事は、売上げも下がる傾向にあります。
それでは、企業としては困るわけですよね。
ではどうするか?
引っ越し費用の値上げをするんです。
いわゆるハイシーズン・オフシーズンみたいなものを設定する。
特に、この3月4月については、かなりの吊り上げ状態。
だって、一気に通常の2倍近い受注となるのですから、対応する人材確保も至難の技。
また、そもそもの引っ越しにおける、ベース金額も、年々上がってきている傾向にあります。
これは、ウチでも同じですが、あらゆる物が値上げ。
人件費だって、最低賃金もどんどん上がってきてますから。
そのままでは会社維持が出来ない。
企業努力と言いますが、何をしても最後は単に、利益を削るしかありません。
また今まで、配送業者さんが売り上げアップのために、期間限定で引っ越し業務を受けたりすることもありました。
しかし昨今、ネット販売の物流が増え、そちらに力点を置く配達業者さんが増えてきています。
こちらの方が、業者サイドも安定的に稼げるので、そちらにシフトしていきます。
この話を聞いて、「そんな業者は、けしからん!」というオーナーがいましたが、企業はボランティアではないので、儲かる方にシフトするのは当然ですよね。
そうなると、大手以外で引っ越しを頼める業者も減っていく。
そこに、私が昔いたレ○○レス21が引き起こしている、建物改修に伴う強制引っ越し問題。
あれって、オーナーの気持ちも大事ですけど、入居者の気持ちはどうなのかな?って感じです。
確かに、安全を確保できないですが、今までも知らずとは言え、入居者の方は普通に生活してきたんですから。
まぁ、この話はどっかで触れるとして。
では実際に、引っ越し業者に委託ができなければ、どんな方法があるのかと言えば…
専門家じゃないんで、答えに困りますが、ただ宅配業者が期間限定などでも引っ越しを受けないという事は、宅配業者はある程度の数が確保できているんでしょう。
であれば、小物は宅配物で発送するのは、一つかも知れませんね。
あとは、極論は、レンタカーなどを使って自分で運ぶとか(って普通の意見すぎる…)
あとは、退去しないといけないのであれば、一旦、トランクルームを借りて、そこに預けるのも一つです。
もしくは、ある程度処分する(って、また普通の意見すぎる…)
いずれにしても、対応・対策にちょっと時間がかかりそうなことばかり。
こちら側としても、出るにしても入るにしても、その手はずが整っているか、確認をしておくっていうのは、必要だと思います。
あなたは、この引っ越し難民対策、何かされてますか?
―岸下 大輔