価値観の変化
@オフィスにて
今日の話は、いつもの賃貸関連から、ちょっと外れるかもしれません。
(そういう系の話も増やしてって意見もあるので…)
でも、あなたのビジネスや賃貸関連に、うまく応用できることもあるかもしれません。
ですので、いつも以上に、気楽に読んでみて下さいね。
先日あるセミナーを受講し、なるほどなぁと思うほど、スピーカー(講師)が明快に言っていて、その話をちょっとシェアしたいと思います。
そのスピーカーは、事例なども交え、様々な話をしていた一つに、
「我々人間が、なぜ生き延びることができたのか?」
というのがありました。
それは恐竜が時代の変化に、対応できたかできなかったか、ですよね。
力だけがあっても、生き延びていけない。
生き延びるために、知恵は使ったけど、それだけでも生き延びれなかっただろう、と。
ガラパゴス諸島の話は、ご存知ですよね?
進化についていけない象徴としても揶揄されます。
“ガラケー”なんてキーワードも、その一つ。
ちなみに、岸下はスマホとガラケーの2台持ちです(汗
「変化を受け入れる」と口でいうのは簡単なんですけど、実際に受け入れるのは非常に難しいもんですよね。
でも結局、その変化を受け入れないと、ガラパゴス化してしまう。
これは大きな視点に立った時に、日本の中の変化だけでもダメで、世界の変化に目を配っていかなくてはいけない、という話でした。
会社の大小、業種は関係なく。
また、すごくインパクトに残ったというか、すごく明快に語っている、と思ったのが次の話。
「戦後・高度経済成長期と、今とを比べたとき、一体何が一番変わったのか?」
という題に対して、そのスピーカーは
「価値観が大きく変わった」
と言うんです。
昔は物が無かった時代。
この時は、物を手に入れる・購入する・所有することが、幸せに直結した。
だから、どんな物でもすごく売れた。
それは、無い物が手に入るんですから。
でも今は、物が溢れている時代。
物の性能を語られても、欲しいという欲求が生まれない。
今は、そこについてくる物語に満足をし、幸せを感じるんだ、と。
結果よりプロセスが重視されてきてるのは、このことなんだと。
これは非常によくわかります
なるほどという感じでした。
物が溢れている時代なので、その物の差別化も徹底的に図らないと、伝わらない。
また、世界的な価値観の傾向としては、「所有」から「シェア」するところに移行してきている。
その認識を持って、変化を受け入れていかないといけないし、実際に変化もしないといけない。
そういう意味においては、これらの賃貸経営ビジネスも、角度を変えれば、まだまだ伸びシロがあるなという感じです。
実際に、シェアという話であれば、ルームシェアも1つ。
契約期間無制限の今までのやり方以外に、マンスリー、ウィークリー。
場合によっては、時間貸しもできる。
もちろん、こういった変化を受け入れて、応用する方もいます。
しかし、大半が「いやいやウチの物件は…」はじゃないでしょうか?
そう言いたくなる気持ちはわかりますが、全体の価値観が変化しているのであれば、それを受け入れて、どう手元にある資産を変化させていくか。
できない理由を考える前に、どう使えるか?を考えるべきではないでしょうか。
所有からシェアへ。
あなたの物件では、さらにシェアできることとして、何をしますか?
―岸下 大輔