真っ白なクロスはダメ?
@吉野家の駐車場にて
「どこで、メルマガを書いとんねん!」
って、ツッコまれそうですが、先日、吉野家の記事を書いてから、何か行きたくて…。
ちょっと、うずうずしてたんで行ってきました。
で、美味しく牛丼をいただいた後、休憩がてら駐車場で、この記事を書いてます。
やっぱ、おいしいですよ。
あっ、まずいとは誰も言ってなかったですね。
先日、新しく弊社に連絡いただいた、いわゆる新規のオーナー様と、内装工事の打ち合わせをしていたときのこと。
基本的には、壁紙のクロスは、すべて白。
それも真っ白にして欲しい、とおっしゃるのです。
清潔感があるから、というのがその理由。
確かに白系のクロスを壁に使うと、部屋も広く見えますし、清潔感があるようにも見えるんです。
でもね、やっぱり入居が始まると、どこかしら、汚れるんですよね、真っ白って。
そういう意味では、退去がある度、かなりの確率で、クリーニング以外の原状回復工事をしなければなりません。
あと、個人的には、真っ白のクロスは、病院のような感じがするんですよね。
で、何かチカチカして、落ち着かないというか…。
実際の心理的な話でも、疲労感が出たり、イライラすることも報告されています。
では、逆に癒してくれる色味は、どんなんでしょう?
それは、ベージュ系やアイボリー系の白であれば、緊張感や筋肉を解してくれ、安心感が増えやすいと言われています。
また、こちらのベージュ系やアイボリー系の白が持つ特徴として、汚れも目立ちにくいこと。
また、建築用語で入隅と言って、壁と壁の凹んだ角から角までなど、一部分の張替えでも目立ちにくい特徴もあります。
オーナー目線だと、こちらの方がいいように思いますよね?
多くの物件が、同じような考え方で、ベージュ系やアイボリー系の白を採用しています。
確かに、入居者にも落ち着きを与え、しかも退去しても、汚れも目立ちにくい。
でも、実は、これも使いようです。
先ほども言いましたけど、多くの物件が同じ考えで採用しているんです。
つまり、あなたの隣の物件も、同じようなことやってるんですよ。
このメルマガで、よく言うことで、コンセプトを決める、賃貸経営をしていくことが重要です。
そしてターゲットも絞り込む。
それによっては、逆に真っ白が良い時もあります。
例えば、昔ながらの古い家や〇〇荘といった年代もの。
こういった建物をリノベーションする時に、柱を隠さずも見えるように残すのであれば、この白が逆に引き立ってくれたりします。
これが結構、おしゃれに映る。
ですので、「真っ白がダメ」と言うよりかは、コンセプトやターゲットを決めた上で、真っ白が良いかダメかを判断していかなければなりません。
そんなこと言い出すと、考えることがいっぱいなりますよね?
実際に、あまり手が掛からないっていうのが、不動産賃貸事業の妙味だったりするのに、そこに手が掛かるっていうのは…、ストレス…。
この煩わしさが大きく膨らんでいくと、大好きな不動産が嫌いになっちゃいますよ。
そんな時は1人で悩まず、ウチに連絡して、面談予約を取ってくださいね。
―岸下 大輔