なぜ、入居者を絞る方がいいのか?
@トスクホームにて
昨日のメルマガやブログ記事で、入居者の絞り込みについて書きましたが、そのことについて、ちょっとご質問がありました。
せっかくなので、ここでお答えさせていただきます。
ちなみに、この内容はあなたのビジネスにも有効ですよ。
ぜひ、応用してくださいね。
「物件に入って欲しいと考えるとき、ターゲットとして入居者を絞った方が良い」という話はいつもしています。
そこで出てきた質問内容が、
「なぜ、そんなにターゲット絞ることを勧めるのですか?」
です。
これには、いくつか理由があるんですよ。
それは昨日も言いましたが、本質的には誰でも良いというものは、誰でも良くないんですよ。
それは、相手側も同じ。
こちらの発信が「誰でもいい」のであれば、受け取り側も誰でもいいと伝わります。
それはイコール「私でなくても良い」に繋がっていきます。
それに、このターゲットを絞ると言うやり方ですが、昨今さらに必要性が増しているように感じています。
なぜなら、今は物件を指名で選んでくれる方が増えてきているからです。
これは「個性を出したい」というだけではなく、良い意味でのネットの影響です。
インターネットでは、あらゆる情報が流れています。
もちろん、良い情報も間違っている情報も含めて、です。
良し悪しの判断がつき難いような情報も、たくさん流れてますので、本当に注意が必要ですが。
この情報過多状態の中から、ネットの利用者は、自ら欲しい情報を自ら検索してきます。
あなたも、インターネットを利用する時、自らキーワードを入力しますよね?
あの検索バーの中に、探したいキーワードを打ち込む、あれです。
大勢の方が欲しそうな情報をまとめたり、情報発信のベースとして名を馳せているのが、Yahoo!サイトとかが一番身近だと思います。
先ほども言いました、自ら『検索』をするんです。
探したい側が自らの個性や考え、思いつきを活かしながら、様々なキーワードを入力していきます。
例えば、賃貸物件であれば、物件検索のサイトに希望する条件にチェックを入れて、『検索』をしていく。
我々は、賃貸物件というお部屋や空間を貸し出し、賃料収入を得ていくビジネスです。
それも、物件ごとに立地条件・家賃・内装・間取りも様々な違いがある。
この双方を、結びつけなければなりません。
その時に、「誰でもいいから」という物件は、やはり相手にされない。
昨日も書きましたが、〇〇大学の学生さん、だけでは弱いんです。
「故郷が福岡の方」とか、もう一つ以上はキーワードに欲しいところ。
ここでヒントを一つ。
「地方出身者」とするのも1つではありますが、ただそれもちょっと弱いかと思います。
そもそも、大学の入学が決まり実家から出てきた方が、自らが地方出身者だという認識がなければ、そのキーワードは検索しません。
このターゲットの絞り方は、入ってもらいたい入居者から絞り込んでもOKです。
また、あなたが考える物件に合うのは、こういう方だと決めてもいいでしょう。
ちなみに、ここの差は悩むところです。
入ってもらいたい人と、入る人は違ったりするのが現実ですから。
でも、目指す目標は、「入って欲しい人」でしょうね。
ちょっとは、ターゲットを絞り込むことの大事さを、ご理解いただけたでしょうか?
―岸下 大輔