こういうヤツがいるから
@オフィスにて
停電があったんですよ。
本当につい先日。
しかも、うちのオフィスだけじゃなくて、その付近の地区一帯で。
よく「停電で…」と聞くと、雷が落ちたとか、マンションだとその1棟だけが何かしらの不具合が発生して電力が通じない、などはある話。
でも、その辺りの地区全体に影響するような停電。
新聞に、載るほどでは無かったみたいですけど。
この停電の原因は何か?と言えば…
隣でやってる、解体工事が原因だったんです。
重機が複数台あり、なかなかの騒音を出しながら、ここ何日も激しく解体作業をしてるのですが、この重機が地区に行き渡る電線を、断線してしまったみたいです。
これが原因で、給水も使えないという箇所もありました。
高層マンションでもそうですが、加圧ポンプを使う給水システムを採用するマンションは、電気が来ないと止まってしまいます。
まさにそんな状態。
その停電は土曜日だったので、社内スタッフが居らず、私がたまたま夕方にオフィスに立ち寄ると、その状態を発見。
帰ってきたときも、作業する車が多数停まっており、通行にも邪魔やなって思ってたら、そんなことに。
オフィスの中は、もちろん停電なので、電気も着かず、暖房も使えず、無線LANも使えず、プリンターもファックスも使えず。
オフィスにいる意味ないやん!って、渋々、カフェに移動しました。
やってしまった会社の営業の方が来て、お詫びにまわっている様子を見かけたものの、謝る以外に、事態の収拾がつく訳でも、特に何ができる訳でもなく、時間が過ぎていきます。
逆に、断線させた当の本人たちは、現場で淡々と解体作業続けている。
「しゃーないやん」「知っててとちゃうし」と言わんばかり。
特に違和感を感じたのは、何回か近所から苦情が出ていても、路上駐車を辞めず、その停電の際も、路上駐車のまま作業を続けてる。
「俺らは、仕事に来てるんじゃ」と言わんばかり。
いや、やったんお前やろ!って。
ただでさえ、解体をはじめ、我々のような建築・建設・不動産に絡むイメージは、常にガラが悪いように思われるのに。
文句を言ってきてる近所の人がいても、御構い無し。
どちらかと言えば、言わせない雰囲気。
営業にやらせとけ、みたいな感じ。
で、翌日挨拶に来たんですよ、その営業の方が。
その時に、路上駐車の話しをして注意すると「すいません」との返答。
で、オフィスから出る際に、ちらっと見ると、駐車位置が変わっているだけで、結局、路上駐車は変わらず。
「こんなんしか居らんのか」と悲しくなってしまいました。
さっきも言いましたが、ただでさえ建築・建設・不動産のイメージは悪い。
その部分を払拭していかないと、新たな担い手が増えていかない。
この直近は、仕事がたくさんあるから横柄になってるんでしょうけど。
こういう部分は少なくとも、自分が縁する職人たちには、きっちり教育をしていかないと、と思いました。
いや、教育と言うより、共に成長していく。
そう言った流れを本当に作っていかないと、危機感が募る出来事でした。
もし、あたなの物件の工事で、職人の振る舞い等で気になることがあれば、どんどん仰ってくださいね。
これも、人材育成の一環ですから。
―岸下 大輔