ほかのオーナーの考えが気になる?
@オフィスにて
先日、初めてお会いしたオーナーがいます。
いわゆる、ご新規の方です。
物件でお会いして、物件を確認しながら、立ち話。
そのまま、喫茶店に移動して、40分ほど様々な話をしました。
その方が、途中で聞いてくることに、ちょっと考えてしまいました。
考えたというか、そういえば、という話。
その方は、
「たくさんのオーナーさんに会われてるんですよね? ほかのオーナーって、賃貸事業について、どのようにお考えですか?」
とか
「岸下さんの意見に、ほかのオーナーは、なんて答えてるんですか?」
とか
「ほかの方って、そこで何て考えてるんですか?」
など。
ともなく、ほかの方は?という質問が多かったです。
なんかのさくらかな?と思ったほど。
で、少し考えてみたんです。
ほかのオーナーと何を話してるかな?って。
よく考えれば考えるほど、あまり、収益物件のことを話していない気がします。
業界についてどう、とか。賃貸業界についてどう、とか。
熱く語るわけでもありません。
もちろん、そういった話はしますよ。
だいたいの話しの切り口は、もちろん、そこですから。
でも、ある程度すると、ときには、よもやま話しをして、盛り上がることも。
ほかにも、今のオーナーのお仕事の愚痴であったり、家族の話しだったり、最近の出来事なども多いです。
ときには、「誰かいい人いない?」など、ご子息やお嬢さんの結婚相手のご相談や、紹介先探しのご依頼?なども。
本当に、業界の話ばかりで終わることの方が少ないです。
でも、そういった、たわいもない?と思われるような話しの中に、次の仕事に繋がったり、物件の収益性を高める術につながったりしています。
どちらかもいうと、こちらを楽しみにしてくださっているオーナーもいらっしゃいます。
自分も会社経営をしている立場なので、よくわかりますが、やはり経営者は孤独です。
家族と相談しながら、賃貸経営をされている方もいますが、最終判断は、そのオーナーが下します。
責任を担うのも、やはりオーナーです。
そうです。オーナーには、良い結果も悪い結果も、受け取る権利があります。
その責任ある状態だからこそ、私のようなガス抜き?役が必要なのだと思います。
「メンター」という言葉は、まだ日常的なワードではないかも知れませんが、トップアスリートには、必ずといって良いほど、そのメンターがついています。
メンターとは、その仕事上の指導者、助言者を意味します。
メンターが、いるといないでは、その目標とする到達点まで、進む速度が大きく違います。
例えば、全く知らない土地に行くとします。
その土地の住所は知っているものの、手元には、スマホもパソコンも何もない状態。
その何も無い人と、片や地図を手にして、その地図の読み方を教えてくれる人がいる人。
どちらが、その場所まで、先に辿り着くと思いますか?
それは、火を見るより、明らかですよね。
地図を持っていて、教えてくれる人がついている方が、断然に早い。
その考えと同じです。
先ほどの人のように、他人の行動や内容が気になり、行く方向とは違うところで、情報収集し、自分の思いや考えもミックスするが、先に進めない。
片や、私のような賃貸経営のコンサルタントをやっている人間を、自分の脇に置き、どうする?と答えを求め、その答えのまま、まっしぐらに走る人。
結果は、どうでしょうか?やはり、全く違うでしょう。
賢明なあなたなら、メンターの必要性はご理解いただけたと思います。
そこで、コンサルタントとして、今、新しい方の受付準備をしています。
整ったら、あなたにもお伝えしますね。
―岸下 大輔