こんな防犯対策も
@オフィスにて
空き巣や泥棒って、怖いですよね。
もし家に帰った時に、知らない人が勝手に入っていた形跡があったりすると…、想像するだけで怖い。
今の空き巣や泥棒は、手口が巧妙で、対策を施す側とのイタチごっこ。
空き巣が入りやすい家と、入りにくい家がある様に、入りやすいマンションと、入りにくいマンションがあります。
あなたの物件は、入りやすいと思いますか?入りにくいと思いますか?
「いやー、うちは防犯カメラを設置してるから大丈夫だよ。」
「うちは、オートロックだからね。」
「うちだってモニター付インターホンだし。」
「いやいや、そもそも物件自体、高めのフェンスで囲まれているから。」
物件の安全自慢は、対策をしていれば、しているほど、話したくなりますよね。
そうなんです。
安全対策、特に防犯に関しては、募集をかけたときに反応が良くなる要素があります。
先ほど出てきたような、オートロックや防犯カメラ、モニター付インターホンなどは、人気のある設備の1つ。
昨今は女性だけでなく、男性にも人気です。
だから「うちの物件は、防犯対策バッチリなんです。」
と言いたくなる気持ちよく分かります。
が、しかし。
今日お会いしたオーナーは、この方の考える防犯対策は、一歩先を進んでるような、一歩後ろに下がるような、そんなことを仰ってました。
なるほどね、と思ってしまったんですけど。
そのオーナーも確かに、今挙げたような防犯対策は考えているんですよ。
モニター付インターホンも付けてましたし。
ただ、このオーナー曰く
「モニター付インターホンは、防犯の意味もあるけど、来客の顔見ることができるから。」
というもの。
息をひそめながら、玄関ドアのスコープを覗きに行くのも、ドキドキしますもんね。
そういう意味で、そのモニターホンをつけているという発想が、すでにちょっと違います。
ちなみに、このオーナーは、管理会社に管理を任せているのですが、物件はしょっちゅう見に行きます。
自宅から散歩がてら、見にくるんだとか。
あっ、それが防犯対策っていうことじゃないですよ。
その防犯対策とは何かというと、入居者が入居する際に必ず、防犯のしおりを配っていると仰ってました。
地域によっては、たまに防犯のしおりを作成されることがあると思うんですけど、新しいバージョンが出る度に、入居者に配る。
また、どこかしらインターネットで引っ張ってきては、それを配布する。
鍵の使い方や、防犯対策の知恵なども、入居の際に伝授する。
これは教えてもらった知恵、という事なのですが、マンションの住人同士の挨拶を励行してるみたいです。
そうすると、ある程度、顔なじみになり、誰が住んでいるのか?見たことない人がいるのか?など、 自ずと横の関係ができて、自衛本能が目覚めるのだとか。
どんなに周りの防犯の機能高めても、本人がどこまで、自衛策を取れるかどうかっていうのも問題ですよね。
そういうやり方も、ありなのかと、つくづく思った今日の1日でした。
やり方というか、知恵というか、情報というか。
工夫って、面白いですね。
あなたの物件、防犯対策は大丈夫ですか?
―岸下 大輔