なんと、女性の79%が…
@事務所にて
あなたも、こんな経験ありませんか?
自分が考えたことも、思ったこともないようなことが、実は世の中の当たり前だったりすること。
特にアンケート内容や、調査結果について、同じようなことが言えるかなぁ、と思いませんか?
先日、業界紙を読んでいると、「日本の鍵事情」という調査報告を、スマートロックを手がけている会社が、発表を行いました。
対象となったのは、東京都に住む、20代〜40代の男女200人です。
関西人としては、どこかにある『東京への対抗心』。
この時点で、「ホンマかいな?!」と思いながら、見てしまっていますが。
この調査によると、「鍵の開閉が面倒だと思ったことありますか?」という問いに、7割以上が「面倒と感じている」と答えたというんです。
男女別では、女性が79%、男性は64.5%で、面倒に感じていると。
「鍵を持ち歩くのが、面倒だと思ったことがありますか」の問いには、65%が邪魔だと感じていて、男女別に見ると、やはり女性の方が男性よりも邪魔に感じているいうのです。
確かに、鍵はかさばったりするので、邪魔になったりしますね。
でも男性なら、ポケットに入れてゴソゴソしますが、女性はカバンにしまうような…。
それが邪魔、あるいは面倒なのでしょうね。
一部ではカード錠なんかもありますが、それも面倒なのでしょう。
非接触で「ピッ!」ってかざすだけのヤツは、確かに便利。
あと「鍵をなくした経験があるか」の問いに、3人に1人がなくした経験があると答えています。
また全体の傾向からも、鍵をなくしやすい人の方が、鍵のかけ忘れも多いというんです。
そこで、フッとした疑問が。
そもそも、鍵の開閉が面倒なのでしょうか?
あまり、それを感じたことがないので、正直私にはわかりません。
ただ、大事な事は「自分がそう思わないから、それは正しくない」と、そのままスルーするのが、やはり1番ダメ。
人気がある物件。
設備の内容を聞いていると、とてつもなく凄いものがある、というわけではなかったりします。
でも入居者にすれば、それがすごく人気の設備となるのです。
少し前もありましたが、玄関付近に姿見ミラーを飾るという提案をしました。
その物件のオーナーは男性で、管理の担当者も男性。
二人の意見では、姿見ミラーは、特に必要がないという話をしていました。
「いやいや、ここは女性の層も狙えるし、男性でもミラーが欲しい人はいます」と私が引かないので、なかなか話が進みません。
そこでオーナーの奥さんの意見を聞き、岸下のいう通り、姿見ミラーを取り付けることに。
ほどなく、その物件には入居が決まり、仲介の方に「なぜその部屋に決めたのか?」という情報収集を行ったときのこと。
その回答の一つに、玄関に姿見ミラーが付いていたこと。
そのミラーも、オシャレだったことも、決め手の一つだったとか。
もちろん、姿見ミラー1つで、すぐに入居につながった!ということではないでしょう。
しかし大事なのは、自分の感覚だけで早々の判断をしてはダメということです。
自分の感覚の定規が正しいとは言えませんから。
それに、他の分野にも興味を持つと、様々な選択肢が増えますよ。
あなたの物件で、自分の思い込みだけで、決めてしまってる部分ありませんか?
―岸下 大輔