入居シーズンに向けて
@コメダ珈琲にて
物件の間取りによって、入居に関するハイシーズン・繁忙期は違いますよね。
例えば、わかりやすいので言えば、学生向けのワンルーム。
退去として重なるのが、12月もしくは2月の後半から3月にかけて。
ほかは、あまり動きがありません。
逆に、入居の囲い込みがしやすいのが、12月の終わり、2月中旬から4月の上旬。
そして一部にはゴールデンウィーク終わりぐらいまで。
間取りにもよりけりですが、ファミリータイプは比較的、年間通じてある程度、入居できる可能性があります。
入居シーズンに向けての取り組みを、いつやるのか?は、物件の間取り、立地条件等によっても、異なってきます。
一つ言えるのは、あなたの物件のハイシーズンではない時期。
つまり、人の出入りが起きにくい時期があると思います。
その時に、しておかなければならないものは何か?
今日は、そんな話です。
「そんなもん、全部管理会社に任せとるわ」ということもあると思うんです。
でもそこ、任せておくだけで、大丈夫なんですか?
それでうまくいってるところはいいでしょう。
でも、もしかすると、入居が決まるまでの期間を、もっと早めることができたかもしれません。
では、何をしておくべきか?と言うと、
- 今後の物件に対する運営方針を考えたり
- 管理会社にどう動いて欲しいのかを明確にしたり
- 物件のアピールポイントの売り込み方を考えたり
- それを仲介店の方にレクチャーしたり
- もちろん費用が発生するのであれば、その辺の準備をしたり
- どこまでなら、無料で出来るのか?の確認をしたり
やはり相手も、プロ。
仕事でやっているので、見返りがなければ、なかなかやってくれません。
「いや、仕事は気持ちでやるもんやろう。金だけの問題じゃない。」
等々と言いたいのは、よくわかります。
相手がもし、やると言ったのであれば、費用の高い安いは、関係ないんじゃないかと思います。
ただ、ここまではやるだろう!と押し付けるのは、また別の話。
ほかにもやっておきたいことは、
- 空室になっているお部屋の空気の入れ替え
- 内見用にスリッパは基本として、その他、見てもらい箇所アピールや図面などの準備
- いつ内見者が来てもいいように、エントランスから共用部の掃除
人は、自分が窮地に陥ったときでないと、行動出来ないものです。
私も締め切り間近で、焦ってやるタイプです。
しかし、差し迫った中では、判断を誤ってしまったり、その場その場の臨機応変ばかりを求めてしまいがち。
結果として、根本的なことが何も改善がされなかったり、物件によっては、マイナスになったり。
ですので、繁忙期ではなく、いま余裕があるときに、この辺のことを、しっかり取り組みましょう。
ヒントは、今しかできないこと。
よくある、あるあるの話ですが、物件の繁忙期や内見が重なったときに限って、本業の仕事が忙しかったり、考える余裕がないことが重なったりで、管理会社に任せしてしまい、最後は失敗…。
あなたは、このタイミングで、どんなことをやっておきますか?
―岸下 大輔