バルサンの現場へ
@事務所より
「岸下さん、あの〇〇の現場、かなりゴキブリが死んでたみたいです」
管理会社の担当マンから、電話がありました。
そう、私がバルサンをやりに行った現場です。
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どれくらい、ゴキブリの退治ができたかと言うと、なんと60匹以上。
(らしいです。多分、インパクトがあって過剰報告です…)
めっちゃ、行きたくない…
確かに、壁に張り付いたやつも、5~6匹いたので、影に隠れたやつがいるとは思っていましたけど。
行きたくない。
とは言うものの、これは仕事。
ちゃんとやらなければと言いつつ、足が向きません。
まだ現地に行ってないので、ホントは何匹かは分かりませんしね。
でも、ここにチャンスあり、だと思うんです。
こういう外国籍の方が入居し、退去後に困る物件は、結構あるんちゃうかな?って思います。
前にあったのが、中国籍の方が入居されたお部屋で、やっぱり油の使用量がハンパなく、クロス張替えの際、クロスの水糊が油で弾かれるってのがありました。
日本語が通じないのをいいことに、そのまま逃げ切ってしまう。
こんな人やその外国籍を連れてきた学校や企業までグルになって、逃げ切ることもあります。
そうなると、「外国人のマナーが悪い」となってしまう。
まぁ、「外国籍の人間だから」と下にみて、うまく利用してやろう!とする日本人もいるので、これは持ちつ持たれつで、この溝は埋まらないかも知れませんが。
日本の人口や世帯が減少し、その中でも、観光客が増えているこの京都。
実はこの京都が、様々な会社から注目を浴びてるのは、ご存知ですか?
外国企業の場合や、海外に繋がりのある企業だと、外国籍の方が働きにきて、この京都に赴任することも想定されます。
留学生とかだけじゃなく。
この外国籍の方をターゲットに、入居を決めていくのは、この京都でも有効な手段だと思います。
とは言え、文化の違いが、大きな壁になります。
実際に外国籍とトラブルになったオーナーなどは、次も入れたいとは思いません。
だからこそ、そこにあなたの商売の可能性が、あるんじゃないかなぁ、思います。
「日本人入居者と比べて、ここは後々クレームになりそう」
なところがわかれば、未然に防ぐことができれば、チェックすることができれば、打つ手は見えてくるはず。
逆に、入居者から出てきそうな話も想定できれば、その他、近隣や他の入居者からクレームになりそうなこと。
そして、うまくいきそうなこと、仲良くやれそうなことなども含めれば、様々回避できるはず。
例えば、管理会社さんに、定期的に面談に行ってもらい、内容の確認をしてもらう。
もちろん、その分、ちゃんと手当てをつけてあげて下さいね。
そうしないと、彼らも本気で動いてくれませんから。
面談理由も、日本に溶け込んでもらい、楽しく過ごしてほしいから、とかは通用するでしょう。
もちろん、プライバシーにも配慮しつつ。
ここで、汚れが目立つ場合などは、掃除やバルサンなども推奨します。
ほかの物件が嫌がるなら、こういったことを準備してしまう。
その上で、「入居の全て受け入れるから」と家賃の価格帯を上げて、入居してもらう。
「家賃が高くなったら…」と躊躇する気持ちもわかります。
いいですか?この物件の売りは、「お互いの安心感」です。
この物件は、後々、オーナーと入居者が喧嘩しないような物件になっている、と。
何に気をつければ、互いに気持ち良く住めるのかが、わかる物件を目指します。
その辺は、ノウハウの蓄積に当たります。
賃貸は事業です。
会社として捉え直したとき、売り上げを上げていくために、様々なノウハウを築き上げていくことは、当然の話です。
この辺りを掴めば、日本人の入居者とは、あまり差が出ないのでは、ないでしょうか?
わからないから、怖い。嫌だ。はあると思います。
周りの物件が、受け入れを拒むだからこそ、チャンスがある。
先行者利益もある。
あなたの物件に、外国籍の方を迎え入れるなら、事前にどんな手を打ちますか?
-岸下 大輔