@自宅にて

 

 

今日お会いしたオーナーと、部屋の改修の打ち合わせの後に、お話ししていた時の一幕。

 

オーナー「メルマガいつも読んでるよ。

そこにも書いてあったんだが、仲介の不動産屋もうまく巻き込まなければと思って、馴染みでよく動いてくれていたところとか、新しい所にも話を持っていったんやけど、なかなか良い感触が得られないというか、反応が薄いと言うか…」

 

岸下  「反応が薄い?」

オーナー「返事はいいけど、具体的な動きも見えそうで見えないというか」

 

このオーナーは、自主管理をしているオーナーです。

仲介の不動産屋へは、自ら売り込みに行きますが、しばらく、いつもの仲介のところで、事が足りていたみたいです。

それが今回、少し多めに退去が重なりました。

 

そこでの売り込みで、壁にぶつかって困っている様子でした。

 

岸下  「どんなふうにして売り込んでますか?」

と聞くと、

 

  • お部屋はきちっと原状回復工事とクリーニングをして、そこに愛情も込めて、綺麗にしている
  • 近くにコンビニがあってすごく便利
  • 物件の中に住む、他の住人は気難しい人はいないので、住民トラブルも考えにくい
  • しかも家賃は、近隣物件と比べて、そんなに高くはない。
  • こんないい物件を外にはない

などなど、何回かアピールをして、その小慣れた感からか、ぐいぐいアピールをされます。

 

でもこれって、実は違うんですよね。

完璧すぎる内容や、凄すぎる内容って、実はあんまり魅力的に映らないんです。

 

逆に、本当に?と疑ったり、信憑性が低くなるというか。

 

どういうことかと言うと、例えばこういう男性がいたとします。

 

私の年収は1,200万円。

京大出身で、この後もエリートコースが確定していて、ゆくは大企業の役員かトップになる男です。

ですから私と結婚してください。

 

といわれても、「そんなんだけじゃ、結婚を決めへんし!」って思う女性が大半だと思います。

実際、あまり魅力的に感じないですよね。

 

実は暴力的だったら、どうしよう?変な趣味や癖があったら嫌。

など、見えない箇所に疑いを持ち出します。

 

これって、先ほどの物件の売り込みのときと同じなんです。

売り込む情熱が強くなると、この部分が見えなくなってしまうんですよね。

 

では、どうすればよかったのか?

マイナス面というか、ネガティブな部分も、しっかり伝えておくということが大事です。

 

「これだけの魅力があります。ただ、その代わりに〇〇という部分もあります。」

 

そんなこといったら、決まりにくくなるんじゃないか?と思うかもしれませんが、ここで少し考えてください。

 

良い部分だけ聞いて、入居されたとします。

でも実際には、マイナスの部分があるわけですよね。

 

そこで感じる不満が、良い部分を超えてしまうと、どうなると思います?

 

常日頃から、不満しかなくなってしまうでしょう。

その先にあるのは、もしかすると早期の引っ越しかもしれませんし、学生だとすれば、そういう物件の話を、大学内で話されるかもしれません。

 

結果、マイナスを引き込むことになりかねない。

 

入居決まってからの話や、と思うかもしれませんが、仲介に売り込むときも意味があります。

 

仲介の方は、常日頃オーナーから良い話しか聞きません。

ですので、そこにマイナスになってしまうようなことをしっかり説明しておくと記憶に残りやすい。

 

仲介の人も、嘘偽りなく物件を紹介できるので、その気持ちが内見者に伝わり、結果決まるのも早くなります。

 

不思議なものですよ。

 

ただし、そのマイナス部分を少しでも工夫して、プラスにできるのであれば、その努力はがんばりましょうね。

 

あなたは、マイナスの部分を伝えていますか?

 

 

―岸下 大輔