@フッと立ち寄った喫茶店にて

 

 

前にも少し話したことありますけど、だから一緒はダメなんですって。

 

一緒はダメなんですって。

一緒なら、その全員のYESやNOが確定しないと、何一つとして先に進まないんですよ。

 

全員ですよ、全員。

 

2人だけなら、まだマシ。

これが、3人4人、それ以上って場合も多いんですよ。

 

それだと、やっぱりなかなか。

 

昔は良かったと思いますよ。

みんなの意見も一緒だったり、考えに偏りがなかったり。

誰か発言力のある1人がいれば、「わかった」となって、一つの形にすることができたから。

 

でもね、ある程度の年数が経過すると、そういうわけにいかないんですよ。

 

それは何かって言うと、「共有名義の不動産」です。

 

なんで、こんな話をしてるかというと、先日あるオーナーとこんな話をしていました。

「わかっていたけど、やっぱり、親族間で揉めてね…」

わかっているなら…って、感じですけど、簡単に割り切って、しかも、面と向かってやりにくいのが、不動産なんですよね。

お金や資産が絡みますから。

誰しも、お金に卑しく思われたくない。

けど、本音はお金が欲しい…。

 

 

仮に、売却をしたくても、また、継続して賃貸として運用しようとしても、共有名義全員の承諾や同意がないと、何をするにしても、そこでストップしてしまいます。

 

小さいときは、兄弟仲良く、何でも一緒にできたりするもんですが、やはり年齢を重ね、人生経験を重ね、互いに家族ができたり、それまでの介護等のことがあったりすると…。

 

全く何も手をつけられないか?というと、確かに方法がなくはないですが、手間や時間、手続きが煩雑になったり、もちろん、費用も掛かったりします。

 

例えば、共有名義解消に向け、一部の共有者が、他の持分を買い取ってもらったり、別の不動産と交換するなど。

 

でもそれって、あまり現実的ではないんですよね。

そう思いません?

 

「子供同士、仲良く」なんていうのは親が思うだけで、現実お金や資産が絡むと、これが揉めるんですよね。

 

 

そういう点では、ご自身が相続争いで、大変な目にあった方は、きちんと方向付けされてますよね。

 

非常に大事なことだと思いますよ。

まあ、今はこういう、ちょっと取り組にくい案件ばかりを取り扱う、不動産会社もあったりするので、今現状で困ってる方は、そういうところに話を持ちかけるのも一つですよ。

 

今、目の前で、共有名義で困っている方には有効な話ではないですが、もしあなたがその共有名義を作る側の人間なら、少しお考えになった方がいいかもしれません。

 

 

それでも、共有名義にしなければ、という時。

これは、うまくされたな!って例を一つ。

その方は、所有地を3人の子供たち、少しでも均等に分けてあげたいと考えていました。

 

所有権を1/3づつにすれば、確かに均等です。

でも、それが揉める元に。

 

そこで、相続税対策も含め、その土地を接道があるように三分割し、その筆ごとに戸建賃貸住宅を建築されました。

 

これが、どういった相続対策になったかと言えば、

① お馴染みの借り入れに伴う相続対策

② 被相続人が、そのまま戸建賃貸の運営をし、賃貸収入を得るのも一つ

③ 被相続人が、その戸建賃貸住宅に住むのも一つ

④ 被相続人が、その戸建賃貸住宅を売却するのも一つ

⑤ しかも、あらかじめ3つに分筆しているので、相続時に揉めない

 

確かに条件は良かったと思いますよ。

接道に面した状態で、三分割できたことや、全てに戸建賃貸住宅を建てれるほどの、土地の面積があったことなど。

 

密かに、岸下もこのパターンの相続になるよう、ちょっと考えたりしています。

 

 

あなたや自身に関する資産の中で、共有名義で困っていることはありませんか?

 

 

―岸下 大輔