@事務所にて

 

 

スマートデイズって会社、覚えていますか?

女性専用シェアハウスの「かぼちゃの馬車」を運営していた会社です。

 

スマートデイズは、サブリース会社です。

このサブリースの説明では、「30年一括借上家賃保証」って謳っていたみたいです。

 

おっ、昔にいたレオ○○ス21と同じ営業トーク。

 

この手のサブリース会社にあるのが、建築後の運用益より、目先の建築での利益に執着してしまうこと。

そら、そーですよ。

建築する建物が大きくなればなるほど、まとまった大きな資金が入ってくる。

 

長期スパンでは、なかなか視点を置けないですよ。

特に、収益物件投資ブームになれば、なおの事。

ライバルも出てくれば、悠長なことをいってるようでは、ライバルに取られ売上も上がらない。

そこに焦ったんでしょうね。

 

昔したレオ○○ス21でも、先輩社員が「うちは建築を取るための、借上システムだから」と説明していたような…。

でも、それではマズイことに気づいたレオ○○ス21では、賃貸部門を一気に強化したものの、人口減少や時すでに遅しで、増えすぎた物件など、逆風も多い。

 

実は一時、このサブリースを取り入れられないかと、考えたこともありました。

でも、安定性を求めると、なかなか戸数を増やしにくいし、エリアも偏る。

そういうこともあり、検討したままで終わっています。

 

 

で、話は戻り、このスマートデイズが民事再生法の適用を受け、倒産したことをキッカケに、世間的にも有名になったのが、あのスルガ銀行。

 

その不正の行われ方が、組織的行為だったことから、金融庁も動きました。

 

スルガ銀行が金融庁に、業務改善計画を提出したというニュースがありました。

営業担当者や監督する執行役員117人に停職などの処分を行い、長年の創業家からの支配も断ち切るとか。

 

「スルガ銀行の後押し融資がなければ、建てなかった!」

という声もわかりますが、そもそも、スマートデイズが破綻するビジネスモデルを作ってしまい、そこから脱却できなかったことが問題なはず。

 

もちろん、そういう事業だとわかっていて、融資したことも問題ではありますが。

そこは、個人の責任も含まれるのでは?とも思ってしまいます。

 

以前よりスルガ銀行は、一部の不動産屋で「スルガスキーム」ってネーミングがあるほど、結構ゆるい感じの融資を実行し、そのリスク分の高め金利を取ってきました。

 

収益物件は、資金がないと事業が成立しない。

 

ほとんどの方が現金ではなく、融資を組まれるでしょう。

手持ちに資金があったとしても、です。

 

そういう意味では、上手くハマるようであれば、スルガ銀行もよかったのでしょう。

 

 

ただやはり、不正はダメですよね。

 

金融庁がこの不正好意に対して、スルガ銀行の投資用不動産向け融資の新規募集を、6カ月間停止させる方針を固めたとも報道されています。

スルガ銀行側も、処分の前から、不動産融資については、新規募集を実質的に中止していたみたいです。

 

結局、その不正が表に出たとき、こういう結果になってしまう。

 

法人としての収益性のバランスも崩し、経営にインパクトを与えてしまい、場合によっては倒産の可能性も。

 

それでは、お付き合いのあったお客様に、ご迷惑がかかってしまう。

何のための商売なのか…という感じ。

 

ウチも、あなたや子どもに、胸を張れる商売を続けたいものですね。

 

 

―岸下 大輔