そこにチャレンジも有り

@オフィスにて

 

 

日本人同士でも、そりが合わないことがあるのに、国を超えて人種や文化がまるで違う人が集まると、もちろんスムーズにいかないことも多いですよね。

 

ただし、逆に言うと、みんなが先陣を切ってやりたがらないのであれば、そこで圧倒的に優位なポジションを、築く可能性だってあるわけで。

 

日本人の入居者のみで運営するか、外国人も受け入れるか。

どちらの戦略で行くかは、あなた次第。

 

ということで、今日は「外国人に部屋を貸すとすれば、どんなことを意識すればいいか?」という質問をお受けしたので、それにお答えしていきたいと思います。

 

 

さて、「外国人入居者」というキーワードを聞いて思い浮かべるのは、あなたならどんな人ですか?

 

学生専用物件を運営されているなら、外国人留学生とお答えになるでしょう。

社会人を含めた単身者向け物件やファミリー物件だと、外国人労働者となると思います。

 

では、この外国人留学生と外国人労働者は、この京都府にどれくらいの人数がいるかは、ご存知ですか?

 

まず留学生。

2018年度で9,568名でした。

これは専修学校を除きます。

 

実はこの人数のうち、54.5%が中国からの留学生です。

次に続くのは、韓国で14.9%。この二国からの留学生かダントツに多い状態です。

 

次に外国人労働者。

2018年10月末時点で、17,426名でした。

リアルタイムだと、もっと増えているかも知れませんね。

ちなみに、この人数は過去最高となりました。

 

この外国人労働者ですが、前年対比では20.4%も伸びており、雇用する事業所数も同じ対比で18.6%も伸びました。

これは全国平均を6〜7ポイント上回っています。

しかも、2014年同月と比べると、5年間で倍の人数に増加しています。

 

この数字や京都新聞の記事にも、ここ京都では、留学生の増加や教育、研究など専門的、技術的分野での人材受け入れが進んでいるとありました。

 

国別で言うと、一番多いのはやはり中国で33.9%。

ベトナムで20.1%、フィリピンで7%となります。

前年対比でも、ネパール・ベトナム・韓国などのアジア諸国が伸びてきています。

 

出身国を踏まえ、事前の対応策を作っておきましょう。

で、その対応策を作る上で、起こりやすいトラブル例としては、次のことがよく言われてます。

 

①ゴミ出し

日本の分別は、かなり細かいです。

 

②生活騒音

日本人と比べ、外国人は感情表現が豊かです。

それを、うるさく感じることも。

 

④家賃滞納

外国では、家賃を当月中もしくは月末に支払う習慣の国が多いようです。

 

⑤契約以外の同居

そもそも、説明不足や本人が忘れていることもあるでしょうけど。

 

⑥原状回復

そもそも原状回復という概念がない国もあるようです。

 

こういう話しって、日本人なら心配ないのに!って話しではないですよね?

日本人でも、やってしまう可能性のありそうなことですが、より細心の注意を心がけることが大事になってくるでしょう。

 

 

最近、私が耳にしたトラブルが、⑥原状回復となります。

それは、原状回復で自分たちに、金銭を請求される可能性があるとなると、いきなり姿をくらますと言います。

 

「オオヤサン、キョウデ、ヒッコシマス」といきなり鍵を渡し、姿を消す。

で、厄介なことに、そういう逃げ切った話を、自分が通っている職場や学校などで、話して共有化させているところ。

 

大手管理会社さんから、「〇〇〇〇と言う学校がやばいですよ」と聞いたことがあります。

実名は、ちょっと伏せます…(汗

 

 

ちょっと長くなってきたので、続きは次回以降に。

 

 

ー岸下 大輔